Q1.入社したきっかけを教えてください。
私は新卒でテレビ番組の制作会社に入社し、報道番組の編集に携わっていました。
そして2年目を迎えようとした頃、東日本大震災が発生したんです。
その報道に関わるなか、建物やインフラ復旧の重要性を強く認識し、その分野で自分を活かすことができないか、と思うようになっていました。
たまたま仲の良い親戚が工業関係に従事しており、相談に乗ってもらうなか、高圧ガス分野ならば様々な方面で貢献できるとアドバイスしてくれたんですね。
そこで私は溶接などに用いる高圧ガスの営業会社に転職したのですが、その仕入先のひとつが東京山川産業だったんです。
発注元と仕入先という関係で、私と東京山川産業とは数年にわたり良好な関係を築いていきました。
そののち東京山川産業へ転職したのは、身に付けた高圧ガスや電気関係の知識を、より幅広いフィールドで活かしていきたいと考えたからです。長年のおつきあいから社風面でも自分に合っていると感じており、その感覚に間違いはありませんでした。
Q2.現在の具体的な仕事の内容は?
現在は溶接機の販売や、それに付随する様々な部品の販売を中心に営業を行っています。
でも売って終わりではなく、取り付けやアフターフォローまで担当し、多くのお客様とコミュニケーションを深めながら信頼関係を築いています。
東京山川産業は扱う製品の幅がとにかく広いため、営業担当は自分の得意な分野を絞り、そこに集中して取り組むことができるんですね。
するとその分野の知識がますます増え、他の工業分野へも応用できます。それが営業に反映されるので、仕事にも自信がつきますよ。
Q3.どんなところに仕事のやり甲斐を感じますか。
やはり、大型案件が成立した時ですね。取扱製品の中には1点で100万円を超えるものもあり、私自身、ひいては東京山川産業を信頼して頂けたからこそ高額発注に結びついたのだと感じ、大きなやり甲斐になっています。
振り返ればそうした受注は、やはり普段のコミュニケーションがあってこそなのだと思います。
お客様が新たな展開について詳しい相手に相談したい時、すぐに思い浮かぶ営業担当であることが重要なんですね。
そこで私はできるだけ多くの会社に顔を出すよう心がけています。
いま私は30社前後のお客様を担当していますが、近隣の会社が多いので、1日に10社以上訪問することもありますよ。
Q4.困難を乗り越えたエピソードがあれば教えてください。
この仕事で難しいのは、お客様からのご依頼にどう付加価値をつけていくか、ということですね。
東京山川産業に入社して3年が経った頃、とある溶接会社から、それまでとは全く異なるジャンルの相談が寄せられました。
その会社は鉄系の溶接が中心でしたが、こんどはアルミニウムの溶接に取り組みたいとのご要望です。
私は「アルミ溶接機の提案ならどの会社でも行える」と考え、様々な溶接機メーカーの付加機能にも深く言及した提案を行いました。
お客様には非常に喜んで頂き無事受注に結びついたのですが、なんとそれ以降、様々な相談ごとが次々と寄せられるようになったんです。
そのおかげで私自身も仕事の幅が拡がり、アルミ溶接の分野をはじめ多くの知識獲得につながっています。
Q5.会社のアピールポイントと、今後の目標をお願いします。
一番のアピールポイントは、仕事のしやすさだと思いますね。
私が所属する川崎営業所には50代の所長を含め5名が在籍しており、とてもアットホームな雰囲気で仕事に向き合っています。
昼食時にはみんな事務所に戻り、わいわいしながらランチを楽しんでいますよ。
一方、個々に任される仕事の範疇が広く、個々にかかる責任が大きいぶん手応えも充分です。
それぞれに得意分野があるので、互いに質問し合いながら知識を深めることも多いですね。
今後は営業所の先輩の背中を追いながら、受注数も売上額も追いつけるよう自分を磨いていきたいですね。
そのために私は「対面営業」を重視しています。
コロナ禍でリモート営業が一般的になりつつあるなか、やはり私は現場の雰囲気や作業の様子をリアルに見ることが、より具体的な提案に結びつくと考えます。
現場でアイデアを思い付くこともあり、私にとって現場は重要な情報源になっています。